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2008/07 /17 この旅行の計画を立てるとき、世界中の自分の行きたい場所を何度もリストアップしました。 「これがどうしても見たい!」という気持ちは 旅を続ける上でのモチベーションになります。 アウシュビッツ強制収容所。 「見に行きたいな」と場所、行き方を確認しつつも、 なんだか足が踏み出せなかった場所。 プラハから中欧の旅をはじめ、イスタンブールに向けて、 順調に南下してきていて、ここからポーランドに行くとは正直思ってませんでした。 でも、ブダペストで実際に行ってみた人の話を聞けたのと、 ブダペストからバスで安く行けることもあり、ここはひとつ!と来てみたのでした。 「来ちゃったけど、一人で行くのはこわいなー」などと思ってたら、 同じ宿の韓国人のティーシャちゃんも行くというので、 一緒に行くことになりました。よかった、よかった♪ 当日、天気は、曇り時々雨。 肌寒い気温とどんより暗い空が、まるで映画のように アウシュビッツの暗い雰囲気を作りだしていました。 ブダペストから向かうときは、お化け屋敷に行くような気持ちでしたが、 実際に着いてみると、拍子抜けするほどあっさりとその建物はありました。 収容所は2つあり(Wikiによるともうひとつあるみたい?) 現在、第一収容所は博物館のようになっていて、 中には収容された人々から押収された靴やかばん、めがね、 入所時に撮られた写真、当時の様子の写真、 また当時の部屋の様子などが展示されていました。 平日なのに、見学する人の数は多く、 それもあってか「こわい」という気持ちは全く起こらず、 不思議なほど平然と見学をしている自分がいました。 人々の持ち物(髪の毛、義足なども)をすべて奪い取り、 労働力を搾取し、人体実験をし、使い物にならなくなれば捨てるように殺す。 ナチスのしたことが、いちいちあまりに意味がわからなすぎて、 何をみても、自分がいる場所で何万人もの人々が殺されたなんて、 正直理解ができませんでした。 レンガ造りの建物はかわいらしくすらあり、 そこにかわいいお花なんて咲いているから、 晴れていれば、本当にピクニックでもできそうな雰囲気でした。 私もティーシャちゃんも"ライフ・イズ・ビューティフル"という映画が好きで、 何度も「映画みたいだね。というか、理解できなくてそうとしか思えないね。」って 話してました。 第一収容所の入り口の門にかかれた文句。 ここをくぐるとき、人々はどんな気持ちだったのでしょう。 "ARBEIT"の"B"の部分が上下逆さまになっていることは、 これを作らされた人のせめてもの反抗のしるしと言われています。 (写真では写ってませんね。すみません。) ここにはイスラエルの軍隊の人たちがお参りにきていました。 ユダヤ人の戦いはパレスチナ問題に引き継がれ、 現在でも続いているんだよなーと思いました。 第二収容所は当時のものがそのまま残されているかんじでした。 ちなみに”アウシュビッツ”という名前はナチスがつけたもので、 実際には”オシフィエンチム”という町に収容所はあります。 「こんなことは言いたくないけど、戦時中は日本も同じようなことをしたよね。」と 見学中ティーシャちゃんに言われました。 きちんと答えられない自分の知識のなさにがっかりでした。 今回、アウシュビッツを見学して思ったのは、 忌まわしい歴史をきちんと包み隠さず公開していることの重要さ。 アウシュビッツの博物館は無料で公開されています。 今日はたくさんの人が真剣に見学してました。 日本でももっと戦争のことを現実として捉えられる施設があればいいのに。 と勝手ながら思いました。 やっぱり出発前に広島、長崎に行っておけばよかったな。 帰ったら、絶対行こう★ 戦争のことをちゃんと勉強しようとおもいました。
by harukamera
| 2008-07-18 03:49
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